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『ユージニア』 恩田陸 著 (角川書店)
すごい。とにかくすごい。
構成も展開も。少なくとも私はこんな本は読んだことがない。
十数年前にとある地方で起きた大量殺人事件。
町一番の有力者の慶事に町人が大勢お祝いに訪れていたそのとき、毒入りの飲み物が届けられて17人が死亡した。
犯人探しは遅々として進まなかったが、
事件から1ヶ月ほどが経過したある日、
ある男が自分が犯人であることを記した遺書を残し首を吊って自殺。突如、事件は幕を閉じる。
その男はその家にまったく接点のない人間で
確かな動機もわからないままだったのだが、
目撃情報と一致したため終止符が打たれたのだ。
物語はいまなお事件に引きずられている町の人間(正確にはその人間の意志を継いだ人、たぶん)が十数年経ってふたたび当時の関係者に聞き込みを始めるところから始まる。
始まるというか、最初から最後までほぼすべてがインタビュー形式だ。
章ごとに関係者がひとりずつ、
そして関係者の証言だけが一人称でつづられている。
テープ起こしされている感じだ。
一気に読んだ。
まずこの構成に衝撃を受け、引き込まれて。
そしてこの物語の奥深くに潜む暗くて深い闇に圧倒されて。
恩田陸って本屋大賞を受賞した『夜のピクニック』しか読んだことなかったから
イメージが全然違ってびっくりした。
仕事から帰って読み始め、
3分2のほど読んだところでふと我に返って時計を見ると午前2時!
きゃあ〜明日も仕事なのに〜!! と本を置いたんだけど、
ホントの理由は本の闇に引きずられそうでこわくなったからです。(苦笑)
なんて少しオーバーですが、本当にすごいんだから。
日本推理作家協会賞を受賞していました。
オススメです。
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